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新生活がスタートした4月も半ばになりましたが、早い学校では5月・6月の運動会に向けて練習が始まりますね。
運動会の花形であるクラス対抗リレー。
足の速い子は、キラキラのスポットライトが当たっていて、クラスリレーに選ばれた子のお母さん達も嬉しそうです。
一方、うちの子供達3人は、足が遅いわけでもなく速いわけでもない。
ご縁のない世界です。
運動の出来る子は晴れ舞台=運動会がある
運動の出来る子、特に足の速い子にとっては運動会は晴れ舞台です。
運動会の花形であるクラス対抗リレー。
毎年、ほとんど固定されたメンバーが、クラスの子達(代表リレーに選ばれなかった子)の声援を受けて走ります。
足の速い子達は、凄く嬉しそうです。
違う小学校では、リレーのバトン練習を掃除中にやるらしく、掃除をやらなくて済むのでいいな~とぼやいていると聞きました。
うちの子供がしっかり聞いていて、
子供ならそう思うよね。
素直な意見です。
うちは速い子だけのクラス対抗リレーの他に、クラス全員リレーなんてものがあります。
もちろん、アンカーはクラス対抗リレーの選手です。
走る順番はクラス毎に対策を練って決めるわけですが、足の遅い子は悲惨です。
だって、対策はズバリ「足の遅い子を何番目に走らせるか」ですから。
うちの子供達は特別速くもなく遅くもないので大丈夫ですが、足の遅い子は当然のように吊し上げにされます。
「だったら練習して早く走ればいいじゃん。」
その通りですが、体型なども関係してきます。
個人的には「練習すれば、少しは速くはなるのかな」とは思いますが、こればっかりは勉強と同じでなかなか思うようにはならないのも事実です。
最近、かけっこが早くなる習い事も大流行りのようです。
子供が辛い思いをして親に直訴しているのでしょうか?
それとも、親が運動会で子供が遅いのが自分のことのように耐えられず、習わせるのでしょうか?
こうして、足の速い子はノリノリ・足の遅い子は苦痛でしかない運動会が出来上がります。
みんなの期待・声援を背負って選抜リレーに選ばれ走る子は、先生からも保護者からもお友達からも運動会で「きみは足が速い!!」と認定されるのです。
※先に言っておきますが、社会に出たらこんなイヤな思いなんて腐るほどするでしょう。
辛い気持ちも分かりますが、ここで負けてはいけません。
詳細は総論でしっかり書いておきます。
勉強の出来る子の晴れ舞台は用意されない
さて、一方の勉強が出来る子。
勉強の不出来がお披露目出来る場と言えば、授業参観です。
どうですか?授業参観。
勉強が出来る子と出来ない子で運動会みたいにしっかり差をつけていますか?
勉強の出来る子は「勉強が得意な子」と認定されて特別なことを授業参観でやりますか?
やりませんよね?
むしろ、担任の先生はせっかく来られた保護者様に自分の子供が活躍していることろを見せようと対策取っていませんか?
出来る子も出来ない子も発言の場が得られるように、誰もが発言出来る質問が散りばめられていませんか?
沢山の子が挙手している姿が見られませんか?
もしくは、
これからもっと浸透するであろう、
アクティブラーニング
に沿って授業したら、個人個人の賢さなんて参観している親からはなかなか見ずらいのです。
授業参観は担任の先生によっては、「1人1回発言しよう」なんて決めている場合もあります。
そんな時、普段は一生懸命考えて発言して授業を進めている生徒なんて、本当に発言しても当たりません。
普段、発言しない子を優先して先生があててきますので。
賢い子が授業参観でスポットライトを浴びるどころか、スポットライトが当たらなくなってしまうのです。
授業参観で子供達の姿を見れば、成績がズバリわかる
で授業参観から成績が分かると書いていますが、賢い子についてはあまり触れていませんよね。
運動会では、出来る子も出来ない子も目立ってしまいますが、授業参観では、出来ない子が少し目立つ程度なのです。
なぜ、勉強が出来ることは隠されるのか?
授業参観でも分かる通り、勉強が出来る子がヒーローになれる場所はなかなか用意されにくいです。
なぜでしょう??
私の中ではズバリ
成績は将来の収入と結びつく可能性が高いから
これが一番の理由かなと思います。
世の中は学歴社会ですからね。
成績の良い子から社会の階層をつけられているような感覚になるのでしょう。
成績の公開は親が一番落ち込むものなのかもしれません。
誰だって、成績が良くてより偏差値の高い大学・収入がいい職業に就きたいですよね。
そのためには、勉強ってやっぱり必要不可欠なわけで。
そうそう、勉強だけが出来る子ってどうしてか叩かれますよね?
勉強だけが出来たって仕方がない
妬みも入った批判です。
総論
1位であれ、最下位であれ、悔しい気持ちが芽生え、絶対に次は頑張るぞと思うことが必要です。
だから、競争しない・順位をつけない運動会なんてみれたもんじゃないです。
最下位になったクラスだって、万歳と拍手が送られます。
おかしくないですか?
これ、絶対にオカシイです。
競争心は絶対に必要です。
これがなきゃ、成長ってしません。
綺麗事じゃないんです。
運動だけじゃなくて、勉強だって必要です。
ちなみに、勉強が出来る子が運動会並みにヒーローとなり、お披露目の場があったらどうなりますかね?
きっと、親同士がこれこそギクシャクしそうです。
子供を通して普段の授業の様子から「〇〇くん・〇〇ちゃんは賢い」と聞くのと、実際に先生・お友達から「賢い」認定されてお披露目されるのを見るのとは違うんでしょうね。
中学受験・高校受験・大学受験というお披露目まで、お勉強が出来る子はグッと我慢です。
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