内申美人は推薦を狙う。

公開日:2022年3月24日

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内申制度について数回にわたって書いてきました。
今回は、「内申美人」について書いていきます。

内申美人とは、
実力とかけ離れた内申を手にしている子のことを言います。

本音をダラダラと書きますので、読みにくかったらすみません。
これを読んで高校受験回避組が増えませんように…。
是非とも一緒に公立の星、目指しましょう♪

内申美人は推薦を狙う。

生徒会をやる子は、普通の子もいれば難癖のある子もいます。
前にも書いたと思いますが、
親が「生徒会をやると内申良くなる」って進めるっぽいです。
上の子で失敗して下の子で生徒会を猛プッシュしている親も知ってます…。
いや、失敗というよりただの高望み。今度はそっち(生徒会)にいったかって思うわけです。
そんなことより実力をつける方が先なんですけどね。

そういえば、今回の生徒会選挙も上の2人がビビるような子が入ったそうです。
私も親子で知ってるけど、完全に内申狙ったパターンだと思います。

T大卒夫が言ってますが、生徒会などやっても推薦や成績に全く影響ないって断言して、それでもやるなら本物じゃない?って。
うちは、現在、下の2人が担任の先生から、
「生徒会・児童会をやらんかい!!!!」
って猛プッシュされてます。
2人ともつい最近また言われたそうです。
ここまで言われると、もうやるしかないような。。。さてどうするんでしょうかねえ。

うちの中学の場合です。
生徒会に積極的に立候補する子というのは、上位40%位の子が多いようです。
実力で取れる教科と3、4の教科もあって、この場合、補正(←笑)が上手く入ると一つ上がるかも!?
ちなみに、英語が致命的に出来ない子が生徒会やっても1であって、5になることはないことをお伝えしておきます。
↑ちょっとした有名話です。

補正の適用が可能な場合に生徒会というのは効果があるかも?

生徒会常連の子ですが、確実に実力より上の高校(偏差値60ぐらいかなあ)を合格しました。
勿論、推薦です!

前に書いたように、実技が凡レベルでも何とか4を取れば、
5教科オール5、家庭科5、美術・体育・音楽4で42になります。
トップ校を受けるにはもう一点欲しいところですが、これが最低ラインでしょう。

ちなみにこんな子もいることをお伝えします。
5教科オール4、実技オール5で40。
どうですか?これぐらいだとトップ校は無理ですが、2番手校には受験資格があります。
トップ校は激戦で大人気ですが、2番手校も大人気です。
5教科オール4ってことは、2番手校を受ける実力は怪しい。
でも、内申の点数計算だけみるとクリアしています。

私も知ってる子ですが、礼儀正しくていい子なんです。
いい子だから、これもまたちょっとした補正が入った可能性も。

推薦で逃げ切り作戦は(当然ですが)残念。
(当然ですが)実力はないので、一般も残念な結果になったようです。

実技の内申はもちろん大事ですが、大台の40にのったからといって勘違いしないようにした方がいいです。

末っ子のクラスメイトの女の子ですが、
・私は先生から信頼されているから、私が大丈夫と言ったら大丈夫
・私は内申美人
と言ったそうです。

聞くと末っ子と変わらない通知表のようですが、通知表がいいからと安心していると、上記のような結果になります。

内申に見合う実力がない場合、推薦を狙い逃げ切る作戦を使った子は我が家が知ってるだけでも何人か知ってます。
塾通いの子達は、同じ塾なら模試の結果も筒抜けのようで、意外と子供達同士でどれぐらいの実力なのか知ってるっぽいです。
ただ、推薦は一般以上に狭き門で、結局は残念な結果に終わる子が殆どでした。
うちの周りだけの話ですが、推薦で上手くいったのは上記の1人だけでした。

高校に入ってからのことを考えると、速攻で落ちこぼれますので、
「内申美人は推薦を狙え」作戦は全くお勧めしません。
実際に身近でいましたが、親の話を聞いていても、完全に高校合格がゴールになっていて、我が子がついていけるのか?考えてもないようでした。

結局、抜け道なんてなく、真面目に学校のことを取り組んで模試で点をとっていく、実力相応のところ、せめてボーダーにを受験するのが一番安全だということです。

うちは内申44でしたので、このような内申美人の子達の話を聞いても、比較的冷静でいられましたが、それでも何で?って思うことはやっぱりありました。

15歳にして、試験の結果だけではなく人からの評価(内申)もされたわけですが、この内申という要素はこれからもずっと付きまとうものであって、逃げられることはないんですよね。
実際、国公立大の受験でも、当日一発勝負だけではない総合型選抜の比率をあげてきていて、内申制度は無視できなくなってきています。

このことは愚息も良く知ってるので、高校に入っても、サボることなく日々の学校生活や勉強を頑張るそうす。
理不尽と言われている内申制度ですが、愚息にとっては少なくともプラスに働いたのかもしれません。

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内申美人は推薦を狙う。」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。

    お疲れ様です。

    学級委員や児童会は内申を上げるツールみたいな書き方ですね。

    児童会で内申点が上がるかどうか知りませんが、
    内申が上がるとしても、内申点を付ける教師にもそれなりの理由があると思います。
    子供がその手の役割を全然やってないと、あまり学級委員も児童会もご存じないと思います。

    あまり書くと身バレするので、ザックリと。。。
    学級委員系はすでにベテランの域で学級委員は5年で6回。

    ある時は○○と組むと楽だとの評判で、女子が3人立候補したそうです。
    学年が進むと学級委員も固定化しており、先生はできるだけたくさんの子に経験させたかったようで、
    結局女子はそのまま3人当選での4人体制になったそうです。

    実際に楽なわけでは無いと思いますが、
    流れや役割と発言すべき内容を事前に説明してくれた上で会議にでるのは精神的に楽なようで
    内気な子でもちゃんとこなせるようにしてきたのが評判になっていたようです。

    今年は児童会にも入ってますが、6年は全員モブキャラ系女子で会長も6年の副会長も議長を固辞。。。
    このモブキャラ系を管理人さんが内申狙いと表現しているのでしょう。

    結局、5年の他の執行部の子からの「息子が学級委員のベテラン」との意見で、
    息子が児童会の副会長と議長を兼任していますが、5年が議長は初だそうです。

    さて本論
    学級委員や児童会というと、生徒を代表する立場なように聞こえますが
    子供目線では、先生の要望を具現化するのが事実上の業務とのこと。
    口の悪い息子に言わせると、身勝手な児童会担当教師の面倒見てやるのが仕事だと言い切ります。
    先生も仕事なんですけどね~~~(笑)

    具体的には、
    1.イベントの打合せを生徒会担当教諭とすり合わせる。
    2.イベントの準備、具体的には入学式なら桜の掲示物等の作成など。

    1については大半の児童会の子が嫌がるとのこと。
    説明が得意な息子が担当しています。

    一番大変なのは、予定のイベント(挨拶運動や校内放送イベント)が出来ないときの
    振替開催の可否の打合わせなどでは、
    ・まず出来なかった理由の説明をさせられる
    ・振替開催の実施の意見を求められる(やらないと言うとシバカれるらしい)

    どうしても不可だった場合にも、授業のタイムスケジュールを説明して
    出来ないと言ったらやり方の再検討を要求されたそうです。
    しょうがないので、大半を省略した雛形を作り
    アンケートを実施して結果を入れて全校放送で発表して終わらせたそうです。

    これらは、一般社会で言う調整能力に当りますよね。

    そして1についてやっていると、
    他の子は2に対応する業務を自主的にやってくれるそうです。
    この2の作業もボランティア精神と地道な作業を黙々とこなす真面目さを評価されると思われます。

    また、原稿を書いて先生のチェックを受けたうえで、イベントの度にステージや前で演説。
    そう言えば、どなたかがプレゼン力について書いてましたが、
    プレゼン力は主に、原稿の作成能力と発表スキル(話し方と度胸)です。
    緊張して早口になるようでは、どんなに良い原稿でも台無しです。
    学級委員や児童会をやっていると自然と、プレゼン力は鍛えられると思います。

    あがり症な子にも、短いセンテンスを言わせることで、少しずつ慣らしていくそうです。

    ここまでで、授業でショボい質問に頑張って手を上げているより、
    児童会活動は余程評価されてしかるべきだと言う事が解ると思います。
    児童会で内申が上がるのは、必然では無いでしょうか。

    ちなみに、うちの子は児童会をいくらやっても内申点は全く上がりません。

    しかし将来、どんな職業につくにしても
    児童会や学級委員を小学校でやっておくのは,良い経験になると思います。

    返信
    1. 打たれる管理人 投稿作成者

      こんにちは。さん コメントありがとうございます。
      コメント欄で収まるのが勿体ないぐらいで、正直色々な方に読んでもらいたい内容です。

      >このモブキャラ系を管理人さんが内申狙いと表現しているのでしょう。
      モブキャラが分からず、検索してしまいましたよ。

      こちらの6年の立候補は、受験組が多数占めてます。
      激戦だった児童会頂点に君臨したのは、受験組の子ですね。
      4年前はこんなことなかったのに。時代は変わりました。
      中学受験の勢いは凄いです。
      ちなみに、素質があるかどうかはまた別のようです。
      息子くんの学校、大人しすぎますって。

      直近での例を出すと、前年度、学校全体のイベントを6年抜きで仕切ることになったのですが、
      役をよくやってる子の中でも、役に立たない子、役に立つ子、よくわかったそうです。

      書かれている1.について、先生は、末っ子と他2名に状況を聞いていたようです。
      (他2名のうち1人は児童会だったかな。他にも役職付の子がいるのに、先生分かってるのでしょう。状況説明を求めなかったそうです。)
      全部、子供だけで仕切り、大盛況だったことから凄いと職員室でも話題になったそうです。
      前代未聞だったらしい。

      >子供目線では、先生の要望を具現化するのが事実上の業務とのこと。
      出来ない子が多いようです。
      そもそも、先生が言ったことを理解するのが出来ないのに上に立ちたい子が多い。
      先生が言ったことをうちの子が分かりやすいように説明(翻訳)しないといけない。
      らしいです。

      これは上の2人でも同じようなことがありました。
      先生が指示しても、それを理解できず、イレギュラーな行動が出来ない。
      「自分で考えて行動する」ことが欠落してるようです。
      なので、学級委員の指示を無視し先生の意図をくみ取って行動したら、たどり着いたのはうちの子とその悪友だけ。
      先生、その場で大爆笑だったらしいです。

      2.の準備に関して、直前でこれを入れてくれって言ってくる子もいたようです。
      あまりにもしつこく言ってくるので、上手く取り入れたようですが、先生がたまたま見ていたようで、電話(連絡事項)で話す機会があった時、このことも言われました。
      先生との調整だけではなく、わがまま言ってくるような子に対しても上手く立ち回らないといけませんので、コミュ力が相当鍛えられますね。

      >プレゼン力は主に、原稿の作成能力と発表スキル(話し方と度胸)です。
      こちらは学校全体が力を入れているように思います。
      文科省がそのような教育に力をいれたいのかなあ。
      分かりませんが、小・中、高はもちろんで堂々と前で発表出来るようにしたいようです。

      学校全体の前で話すのは緊張しますよね。
      何か講習会などでも発言の機会があり、躊躇することなく挙手するようです。

      プレゼンは、中高になると日本語ではなく英語の機会もますます増えます。
      (小学校でも既にありました。)
      まあ、教育委員会がスピーキングも鍛えたいのが見え見えですが。

      司会は、「原稿も見ずに、堂々とやってて素晴らしい」って言われますね。
      原稿は忘れた時のために手元にあるぐらい、どんな時でも当たり前でやってほしいです。
      息子くんもそうでしたよね!
      人前で話すこと、分かりやすいように話すことは、ますます大事になってくるんじゃないかなって思います。

      で、肝心の「児童会活動は余程評価されてしかるべきだと言う事が解ると思います。」について。
      補正が入った状態で高校に入ると大変。書いてある通り、補正はあるんじゃないかな。
      トップ校は生徒会経験が多く、今のところ話を聞く感じだと、上記のようなトラブルもなく、円滑にできていそうです。
      結構勉強になるそうで、ここは書かれている通り、将来にとっても良い経験じゃないかなって見ています。

      >ちなみに、うちの子は児童会をいくらやっても内申点は全く上がりません。
      「もうこれ以上、上がる所がないので」の一行がありませんでした。
      私の方で補足しておきます(笑)。

      返信