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前回、割合の話からイメージ力・センスの話に発展しました。
このページを読む前に是非とも一読していただきたい内容です。
教育のプロが書いた内容よりよっぽどためになります。
5年生の算数は得意不得意の分かれ目と何度も記載していますが、5年生の子が実際に割合の問題を解こうとするとき、すんなり解ける子と躓く子がいます。
全体をイメージして解くことが出来ない子には、学校もとっておきの機械学習をお薦めしていて、その通りに解いて学校のカラーテストでは100点ズラリ。
その場しのぎの理解では、確実に行き詰る時がきます。
では、イメージ力・センスのない子達はそのまま上に這い上がることが出来ないのか?といったら決してそうではなく、努力で上に行くことが可能です。
T大卒夫の見解ですが、以下の通りです。
何回か記載しているので、ご存じの方も多いと思います。
・上記以外の大学では努力でなんとかなる
補足しますが、飲み会で酔っていい気分になっているT大卒夫に再確認したところ、どうして東大に入ったのか不思議という人がたまーに紛れ込むようです。
〇〇というやつがいて、そいつは賢くないんだよ~と。
賢くない=私のことを遠まわしに言われている気がして途中でもういいよと言いましたが…。
完全に余談でしたね(苦笑)。
地頭の普通な子はわざわざ東大・京大レベルを目指す必要はなく、それ以下を目指せばいいのです。
国公立大学に限っていえば、受験生の5~6人に1人しか入れない狭き門です。
※国公立大学もピンキリですが、それでも入りこめない子の方が圧倒的多数です。
旧帝大でも東大・京大以外だったら、努力で何とでもなるというのがT大卒夫の考えです。
難関大学レベルなら誰もがチャンスはあります!!
・分かるまでやっていけば、そのうち結果は必ずついてくる。
当たり前のことですが、何が言いたいかというと結果は必ずついてくるということです。
我が家には地頭の良い子と普通の子がいますが、地頭の良い子は一を聞いて十を知ることが出来ます。
一方、普通の子はなかなか理解するまでに時間がかかります。
分からないと諦めたら、そこでストップです。
上を目指すことは出来ません。
地頭のごく普通な子は一体どうしたら上に這い上がれるのか?
〇先取り〇
コメントでは先取りされている方も多いようです。
うちはご存じの通り、低学年は英語のみ先取りです。
小4ぐらいからは、先取りになってきます。これは中学受験の内容をやっているので自然とそうなります。
※上2人の家庭学習は今では完全に先取りとなっています。
ごく普通の子が先取りするには公文脳にならないよう気をつける必要があります。
公文のように先取りをしていると低学年の授業なんて超簡単と何かと目立つことも多いですが、じゃあ5年生になっても出来る層にいれるかというとそうではありません。
末っ子が学校で超簡単な文章問題をやってますが、既に兆候が出てきているようです(驚)。
この事例は、うちの上2人がウンザリするほどよく知ってます。
コメントに書き込みをされている方々の先取り勉強法は、公文脳にならないようバランスよくやってます。
先取りと言っても教科書レベルやチャレンジタッチのような簡単な先取りから始まり、ハイレベルな問題の先取りまで。
これは地頭の良さの賜物ですね。
ちなみに、下で詳細に記載していますが、このレベルの子達の基礎固めはバッチリです。
ごく普通の子が低学年から同じように出来るかというと、なかなか厳しいと思います。
やっぱり多くの方がこの簡単な先取りですらひっかかるような気がします。
そもそも理解するまでに時間がかかるので、先取りする余裕もありません。
なので、復習中心というのは当然だと思います。
〇習った範囲で深く学ぶ〇
うちは習ったことを深く学ぶ勉強法です。
コメントを読んでいても、ごく普通の子達はやっぱりこの方法が多い印象です。
色々な問題集がある中で、我が家が選んだのはハイレベ100と最レベ問題集です。
同じ出版社(奨学社)です。
これを小1冬休みから小4までやり通しました。
※地頭が普通な子なので、この問題集を小1の4月からやるのは無謀です。
T大卒夫が何度も言っている理解するまでやること。
これをある程度可能に出来る問題集だと思っています。
なぜなら、ハイレベ100⇒最レベ⇒最レベ学力テストと問題の種類によっては、3回類似問題を解くことが出来ます。
3回やって間違っていたら、それは理解していないということです。
例えばこの問題。
※もう少しいい問題を出せばよかったのですが、すみません…。
この問題集の欠点も紹介したいので、敢えて答えを出しています。
小3 ハイレベ算数
小3 最レベ算数
小3 最レベ算数 巻末の学力テスト
どうでしょうか。
長さの類似問題です。
ハイレベ100は標準・ハイレベル・最レベルと3段階に分かれています。
(最レベは問題集名通りですね。)
標準レベルは、そこまで難しくありません。
学校で習う基礎問題と考えてもらっていいです。
学校では100点ズラリの子達ですが、ハイレベ100小学1年さんすうは最後の発展的な学習が特に大変でした。
問題を読んで考え(図などを使用)式と答えを出すことなんてやったことがなかったのですから。
ただ、この壁を超えるとラクになります。
結果がついてきたということです。
最レベも間違えることは間違えますが、直しもグッとラクになりました。
現在末っ子はハイレベ100小2に取り組んでいますが、引き算まで終わってます。
最レベル問題は1問間違えで60点もありますが、100点も多いです。
今は本人のやる気があれば、スムーズに家庭学習が進んでいます。
これは1年前では考えられなかったことです。
ハイレベ100・最レベ欠点を言うと、例題なしにいきなり問題を解くことになります。
解説は掲載したとおり解答のみと考えた方がいいです。
このやり方がダメな子は、Z会のように最初に例題があって理解して演習問題を解いていく順番がいいと思います。
このお子さんも、結果がついてきているということです。
小5のお子さんですが、ハイレベ100小3算数⇒最レベ小3算数を取り組んでいます。
近況では「最レベ一日3枚やれば18日で終わると言い出しました。全体意識しただけでも進歩です」とありました。
夜な夜な二人三脚で取り組んでいたハイレベ100を終えて、現在はこの状況です。
このお子さんも、結果がついてきているということです。
良問揃いの問題集です。
レベルとしては、他の問題集も含め以下の通りです。
Z会ハイレベル < グレードアップ問題集 < ハイレベ100 < 最レベ問題集 < トップクラス問題集・(スーパーエリート)
※地頭の普通な子はトップクラス問題集には手を出してはいけません!!
唯一うちの子達がやったことのないのがスーパーエリートなので、()にしておきました。
Z会ハイレベルは資料請求でダイジェスト版が貰えます。
問題集選びはその子のレベルにあったものを選ぶのが超大事です!!
ハイレベ100からは中学受験を見据えた内容となってます。
受験しなくても、中学受験レベルまでやっておくと高校受験はトップ校が自然と見えてくると思ってます。
落ちる子大多数。高倍率の受検に落ちて高校受験リベンジの子達もいますから。
中学受験勉強していた子達とのガチンコ勝負が大学受験と思っていてはいけません!!
他にも有名どころでチャレンジがありますが、サンプル問題を見る限り上に這い上がれる内容とはちょっと違う気がします。
最低ラインがZ会ハイレベルです。
チャレンジでも、発展的な問題をオプションで付けることが出来る?みたいですが、ちょっと中身を見たことがないので…すみません。
タッチはダメです。ハード面のみ時代と一致していますが。
あれだけで上に這い上がれたら、誰でも這い上がれますから。
皆と同レベルならタッチで十分です。
下2人が小1~小4までに取り組んだ問題集
〇ハイレベ100
〇最レベ
〇Z会は資料請求して貰えるダイジェスト版やサンプル問題のみ取り組んでいます。小6の子が中学からZ会受講(高校受験組ですが、中高一貫コース)です。
〇一番大事なのは基礎です〇
あと絶対に忘れてはいけないこと。
一番大事なのは基礎です。
ピラミッドで考えると、基礎がぐらついた状態なのに上に積み重ねていこうとしてもぐらつきますよね。
どんだけ頑張っても、良問は解けません。
良く出来るお子さんがいらっしゃる方でも、基礎は徹底してやらせているようです。
算数の教科書の問題はスラスラ解けますか?
ある方が、「教科書はよくできている」とおっしゃっていましたが、本当にその通りです。
教科書をバカにしてはいけません。
うちの子達は教科書で確認することも多いようです。
小6の子なんて、私が低学年のは捨てたら?と言ってますが、1年生から教科書は大事に取ってあります。
※すみません、物が多い生活はあまり好きではないのでついつい…(汗)
良く出来るお子さんは、うちの子も含め授業がつまらないようですが、概念も含め分かっていることを延々とやるからつまらないのです。
上にも書きましたが、一を聞いて十を知ることが出来ますから。
本質的な概念を分からず、計算だけ出来ている状態で授業がつまらないと怠けていては、5年生になると授業で大人しくなるでしょう。
教科書レベルは確実に分かっている状態(基礎固め)で、応用・発展レベルを学ぶべきだと思います。
基礎は裏切りません!!
あと、コメントでも書き込みしていますが、クラスでも演習問題のスピードは1番を意識すべきです。
娘は字が汚いスピード最優先の男子に負ける時もあるようですが、女子の中では断トツのトップです。
ある方の言葉をお借りすると、
算数をやるうえで、計算は呼吸のように無意識にできないといけません。
ちょっとレベルが高いですね。
クラス上位で演習問題を終わらせる。
これなら出来るはずです。
〇親が出来ること〇
以前、学校のことを話してくれますか?と記載したと思いますが、授業の内容は我が家でも大好きな話題です。
ここでどこまで基礎が理解しているのか把握することも可能です。
コメントされる方のお子さん達、よくしゃべってますよね(笑)。
あとは、子供に説明させる。
私も丸つけしていて、これ本当に分かってる?と思う問題は付箋紙で「お母さんに説明すること」と書いて貼っておきます。
この辺は割合のコメントでも数名の方が書き込みされているので、ぜひ確認してみてください。
非常に参考になります。
ちなみに、上2人(特に小6)は頼んでもないのによく問題を説明してくれます。
コメントでも、親が類似問題を出して…とありますが、現実的には普通の親なら「ここまで出来ません」と思う方も多いと思います。
ハッキリ言って親もレベルが高いです。
どう考えても、親自身がトップ校・難関大学出身など賢い方で数学が好き(問題を解くのが好き)な方がズラリでしょう。
最低限親が出来ることと言えば、子供がある程度出来るようになるまで、丸つけは親がやってください。
丸つけも割合のページで、子供がやる気をなくさせないヒントがありますので確認してみてください。
ちなみに、私はハイレベ100小1さんすうで0点と書いて子供を大泣きさせた過去があります。
今はある程度の自信がついているので、普通に点数は記入しています。
そういえば、最近は丸つけしていて0点はないですね。
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昨日記載した内容に、今日届いたコメントを急遽追記した所があります。
もしかしたら流れが変な所もあるかもしれません。そこはサラッと流してください。
こんなことを書いているうちに、また日付が変わってしまいました(汗)。
総論
うちの子は凡人だから・効果がすぐあらわれないからと諦めてはそれまでです。
応用・発展問題にある思考力を問われる問題を「慣れ」と片づけてしまっていいのかわかりませんが、地頭が普通の子は良問に触れて理解し慣れることも大事です。
だからこそ、学校レベルで満足していては勿体ないとも思います。
普段の生活からも学べることはありますが、今回は机上の勉強に特化して記載しました。
最初はなかなか大変だと思いますが、やれば力は必ずついてきます。
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幼児の母ですが、タメになる記事ありがとうございます。フルタイムで働いていて、専業の母親のように子どもに接する時間が短いのが悩みですが、自分でも出来そうなことから取り入れます。
職場の同僚に娘が公立から難関国立大学医学部に進学してこの春からドクターになるという話を聞きました。参考にどのような教育をしたのか聞きました。「何もしていない」と答えるのです。中学生の時塾に行ったらしいにですが、難関県立高校に進学しています。その県立高校に進学するのに中学生まで何もしていないというのはにわかに信じがたく、本当のことは言わないのだなと思いました。
一方知り合いのドクターは息子を医学部に進学させるために私立中学に進学させていました。中学受験大変だった。大学受験も浪人したし。無事国立大学医学部行ってくれたからよかったけどね…これは正直な感想だと思います。
ブログは本音で書いてあるので本当にありがたく。これからも楽しみにしています。長文失礼しました。
コポチママさん
コメントありがとうございます。
同僚の娘さん、何もやってないわけがない!!
確かに「親は何もやってない?」かもしれませんが、子供から興味を持って色々と取り組まれていたと思います。
おっしゃる通り、にわかに信じがたく、本当のことは言わないのでしょうね。
私は幼児のお母さんならサラッと言えますが、同級生の親には言えませんね。本音を言わないようにしています。
公文は好き嫌いがハッキリ分かれ、大体やってない方はあまり良しとしていない方も多いので普通に話せますね。
それ以外は本当に難しいです。
英語は幼児から取り組むのが否定的な考えのご家庭もあります。
じゃあ、それ以外の教科は結果出しているの?とツッコミたくなりますけどね(苦笑)。
お知り合いのドクターの息子さんは、その通りだと思います。
最新のコメント(科学者の話です)でも医学部の話題が出てきているので参考になると思います。
最近は承認制にしたので風当たりの強いコメントは随分と減りましたが、ネットなのでこれからも本音で書きたいと思います。
今後ともよろしくお願いします!!