親が子供の将来のレールをガチガチに敷く教育虐待は確実に存在する。

公開日:2023年5月2日

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今回、更新としては短い内容になりますが、
子供の将来のレールを敷く親が確実に存在していることをお伝えしたいと思います。
それもガチガチに…です。

親が子供の将来のレールをガチガチに敷く教育虐待は確実に存在する。

「母という呪縛、娘という牢獄」という本がコメント欄で紹介され、検索してみたらノンフィクションであることを知り、図書館で予約しました。
(この本は大変人気のようで、私の順番は3桁台です。)
この本は以下のような内容になってます。
・医学部9浪の娘が母を刺殺。
・司法記者出身のライターが獄中の娘と交わした膨大な量の往復書簡

実際に読んだ方は、
「この本で読書感想文を書けません」
と言ったぐらい強烈だったようです。

コメント欄、Mr.サンデーの動画、東洋経済ONLINEを読んで、率直な感想として、
「こういうレールを敷く教育虐待は確実に存在する」って思いました。

親からすると、勉強が出来る子の方がいい。というのはそうだと思います。
前のPTA更新でも書きましたが、子供が出来るって親も褒められているような”気分”にはなります。
兄弟もそうです。
2者面談(先生・生徒)の時、末っ子は先生から、
「お兄ちゃん高2なの?どこの高校?」って聞かれたそうです。
個人票を提出しているので分かってるはず?なのですが…。
~高校ですって言ったら、「凄いね!」って。
この話を嬉しそうに家で話していました。褒められた高2の兄は、「大したことない」って言ってましたが。
※この大したことないというのは、心の底から思ってることで、もう完全に大学受験を意識した発言だとは思います。
高校受験は過去の話です。
姉のクラスも聞かれたそうで、まあ末っ子からするとプレッシャーだね。

T大卒夫が帰省した時は、祖父母が嬉しそうに、「この子、東大」ってあちこちで言ってたそうです。
自慢の孫だったのが、とても伝わってきます。

とりわけ我が子がこうであってほしい「理想像」というのがあって、そこに近い親というのは、周りの親からも、凄いね~っていう眼差しで見られるのは確かです。
・勉強が出来る。
・運動が出来る
・芸術面が得意
・リーダーシップがあって生徒会をやってる

児童会・生徒会に関しては、書きたいことが山ほどありますので、また別途書きます。
タイトルは、「児童会・生徒会・学級委員にお飾りはいらない(仮)」

私は賢くないと自覚していますが、周りに比べて出来がいい我が子達のお陰で、私まで賢いと錯覚してしまうことについては、非常に気をつけてます。
ボロが出ないよう、気をつけてます。

この理想像を強く子供に求める親ほど、教育虐待はエスカレートすると思ってます。
包丁出したり、熱湯かけたり。
そういうことをしなくても、リアルな世界では結構います。

本の内容でもリアルな世界でもそうでしたが、
実力と理想の乖離
が必ず起きています。
実力と理想が乖離していなければ、教育虐待はあまり起きないのでは?と感じています。

うちは、高校受験の条件は以下の通りになってます
〇私立はごめんなさい(高校無償化のせい。ただ本人達が望んでないので良かったです。)
〇模試と内申の結果を判断し、合格に近い高校をうけること(何が何でも上を目指せなんて言わない。)
〇大学行くなら、浪人回避の雰囲気がある高校がいいとは思うよ(これはアドバイス。自己責任。)

あとは自分で決めてって感じです。
ちなみに、大学進学に向けての親の条件はもっと緩いです。
親が通うわけではない。自分で選んだ学校に責任もって行ってほしい。
15歳なんだから。

例えば、本の世界にあった医者ですが、小学校の頃から傾向が見事に現れてます。
・中学受験でも、100%受からないであろう中学を「受けなさい」と言って受けさせた。
・中堅校に対しては、「誰でも受かるような中学は行かせない」と言って受けさせ、実際は不合格
本人、勉強やる気マイナスになり、某大手塾の一番下の席で隠れて漫画読んでたそうです。
親だけは知らない。
発表会では、小6でこれ?って思うような酷い内容のものを発表し、周りが困惑していた。
批判きそうなので断っておきますが、小6になれば、これをやっていい悪いの分別ぐらいはついてるはず。
うちは、このお子さんにライバル視され、大変な小学校生活を強いられたので、この発表会で頭が混乱しました。
子供には色々聞いてましたが、想像を超えてた。
一体どういう育て方をしてんのか!!!!
公立リベンジのようですが、完全に子を潰した責任は大きいと思います。

正直、中学受験の方が、親の思い通りにさせるのには都合がいいと思ってます。
実際、中学受験なんてしたくないって言ってた子ですが、中学受験して無事に合格しました。
(地元小学校が好きで、受験期も休みたくないと言ったのに、親が強制的に休ませた)
似つかわしい中学だったので、何故?と思ったら、
「親の母校だった」というわけです。
6年間、楽しく通えることを願います。

高校受験になると実力も分かりますから、親も現実をみるようになり、諦めの境地になります。
大抵はそういう親が多いです。
それでも、諦めきれない親が、教育虐待へと走ります。
小5の算数で躓いていたのに、なぜ高校は理系の偏差値高い学校に行こうとするのか?
不思議に思って理由を聞いてみると、
「私がこんな学校あるけどどお?って聞いてみたら、その気になったのよ」って。
そりゃ、いい学校は誰もが気に入るって。
学校の定期テストですら数学が微妙なのに、そのまま受けて撃沈。
うちからすると当然の結果だと思ってますが、併願校に進学した高校でも、懲りずに理系選択。
高校生活は(も)勉強しかしてないそうで、誇らしげに話していました。
模試の結果を少し聞いても、また現実と理想が乖離しているので、また高校受験と同じことを繰り返すのではと思ってます。

高校受験で現実をみるようになり、勉強面では諦めの境地になるのですが、不思議なことに、そこから這い上がるには、
「英語」
と思っている方が一定数います。
これまた、親が一生懸命我が子にとってよりいいレールを敷こうとあれこれ考えた結果が英語であり留学なんだと思います。
本人が頑張るならいいのですが、そうでない子もいます。
留学させて得るものがあればいいですが、親に反抗しているので、留学の話自体が消える可能性もありますが。
※そう考えると、ここの子は健全なのかもしれない。
親の言いなりに動ける親を信用している操り人形親子の方が、成功率(親の満足度)が高いのかもしれません。

本の中でも勉強最優先での生活を強いるため、管理・束縛が酷かったようですが、実際に管理・束縛が好きな親は存在します。
コメント欄で子のスマホを親がチェックすることに発狂していた方がいましたが、子のスマホチェックは確実にいます。
中1のこの時期、結構多いようです。
「親にチェックされるのがウザい」と。
私も愚息に持たせた当初は、チェックしないといけないと思ってやりましたが、速攻で無理と分かりました。
Z世代のLINE通知数は半端ない。
パスワードも知りませんし、日記も読みません。
親への信頼関係が崩れる方が怖い…。
今は親が子のスマホをチェックすることに発狂した方の気持ちが分かります。
初スマホでチェックしている親も、私と同様に脱落していくと思います。

あと、子供部屋を作るとき、ドアを透けるドアにする親がいます。
本当の話です。管理・束縛にはもってこいだとは思いますが…。
我が家は、リビングを通らないと自分の城に入れないようにはしましたが、あとは小さいですが各自の城が用意されています。
この城を3つ用意するために、マイホームのお値段が跳ねあがったことをお伝えしておきます。
プライベートな時間まで親が介入したいと思う気持ちがドアにしっかり現れてます。
もし、透けるドアになっている場合は、カーテンなどで隠せるようにしてあげてほしいです。

この本を紹介された方は、
「適切な時に適切な対応がいかに重要か?を痛感します。」と書かれていましたが、これは本当にそう思いました。
親子密着だと、親自身がオカシイとあまり感じないようです。
これが致命傷なんだと思ってます。
上記に挙げた親に対して、私は違和感がありますし、周りも「それは子供の考えではなく、親の考えなのでは?」と気づいています。
でも、当本人はそれが正しいと思っているし、子供のためとも思っているし、自信もって子育てしているので、周りは違和感だらけの話を聞くだけしか出来ません。
そもそも、自分の子が理想と現実が乖離していると思ってもない。
いや、分かってるのかもしれないけど、認めたくないから突っ走るのか。
見栄っ張りだから、我が子は凄いんだって周りに知ってもらいたいのか?
我が子を出来る子”設定”で突っ走るのは立派です。
やんわり言いますが、伝わらないですね。
リアルな繋がりというのは、なかなか難しいのです。

子育てというのは正解がないですし、子供を一番分かっているのは、一番身近でみている親です。
気づく親なのであれば、そもそも教育虐待にはならないのかもしれません。

結局、長々と書いてしまいました。
読んでくださりありがとうございます。

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