ガチスポーツの実態。クラブチームを語る。

公開日:2023年1月18日

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無駄な習い事ランキングなんて過去に作った者が、クラブチームにせっせとお金をつぎ込んでいたという事実があります。
無駄な習い事ランキングは、
自分への戒めのような、お守りのような、そんな感じだったのかもしれません。

とあるスポーツ界では有名なクラブチームの1つに所属していた話になります。
スポーツのことに関してあれこれ書いてしまうとちょっとアレなので、具体的な競技名は伏せてます。
すみません。

とんでもない世界に足を踏み入れてしまった…

習い事のお決まりは何度も書いているように、
1.英語と水泳は必須
2.それ以外で1人1つまで
という決まりがありました。

今回、その2.に当てはまる末っ子の習い事の話になります。

最初は格安なところで、まあいっかって安易な考えで始めました。
※上の2人もそんな感じ、それぞれスポーツを選びました。

スタートしてみて、あれ?って。
うちの子、ずば抜けて出来るじゃん!!
周りから凄い凄いと言われ、すっかりその気になり、もっと上を目指せるセレクションを受けてみたら、あら合格。
セレクションを受けるにあたっては、本人と何度も何度も相談(というより本気なの?っていう意思確認)して挑戦しました。
素質、精神面、センス等々、総合的に判断していて、いくらやる気があっても将来性がない子(努力で補うには無理)は落とされてました。

セレクション合格したので、ここからはお客様ではなく一人の選手として、上を目指す日々がスタートしました。
まあ、合格した時は「こりゃ、大変なことになった」って思ったものです。

子供はやる気に満ち溢れてましたので、今でも、「上を目指す挑戦を最初から諦めさせる」選択肢というのはなかったかなと思います。
あの時、何でやらせてくれなかったの?って後悔されても困りますので。

生活は一変しました。
土日家族でお出かけしていたのが、全部クラブチームの予定に合わせることに。
上の2人はT大卒夫、末っ子は私と役割分担。

土日どっちかクラブチームの練習でも、どっちかは自主練。
選抜された子達の中に入ってやるってことは、そういうことなんです。
遠征は配車もあって、気をつかいました。
子供の本気に比例して、保護者の負担も増えます。

この生活、持つか?
勉強はどうするんだろう?

スタート地点で既にこの考え。
悩みましたが、当の本人はやる気満々ですから、それを無理ーって辞めさせるようなことは出来ず。
とことん付き合うしかないだろうなって。
とんでもない世界に踏み込んでしまった。
そんな感じでした。

クラブチームの実情を知る。

一番下のセレクションに合格して、ハイ良かったねではありません。
ハイ、次。ハイ、その次。とセレクションは続きます。
(うちは、その後、一度落ちています。)

全国レベルで戦うような子達というのは、こんな特徴があります。

スポーツでトップを目指す子達の特徴
1. 超絶の負けず嫌い。

表にモロに出します。
総じて気が強いです。気が強くないとやっていけない世界でもあります。
蹴り落とすって言ったらいけませんが、そんな感じです。
一緒に上達しようね!って表向きは言いますが、絶対に負けたくないって感情が爆発していました。

2. 学校では、学級委員や児童会・生徒会率が異常に高い。

厳しい体育会系に属しているので、行動キビキビ・ハキハキ。
表舞台にも慣れてますし、積極性は言わずもがな。

うちも経験者ですが、本当、多かったです。

3. 親も超絶の負けず嫌い。

親も子に負けず、負けず嫌いじゃないと無理です。
なので、正直言って裏では嫉妬・妬み・恨みでグチャグチャでした。
挨拶しない親同士も実際にいました。
私も、一時期はそんな妬み感情があってこりゃマズイって思ったことも。
ここはコロナに救われましたね。ソーシャルディスタンス最高!って思いましたもん。
もう、顔も見たくない、一緒に練習したくないって思ったもんです。
今思うと、お互い様だったかなあ。
相手の自信満々な教育論を聞くのもきつかったなあ…(汗)。
彼女の教育論、結果的にはやっぱり間違ってたけど…。

一緒にセレクション合格した同学年は最初から仲間というよりライバルですから。

我が子と張り合ってる同級生がどんどん上手くなっていくのをみるのは、辛かったですね。
子供本人は勿論ですが、親も相当メンタル鍛えられます。
こんなのアチコチでみられる光景でした。

4. 弱肉強食の世界がそのまま親の序列にも影響する。

全国で活躍できるレベルの子の親は、当然ですが憧れの存在でした。

体育会系の嫌なところでしょうか。
ブラック校則みたいなルールがあったりして、更に親の序列を際立たせていたりするクラブチームもあるぐらいです。

詳しくは書けませんが、当然うちのクラブチームも色々とありました。

5. 親が研究熱心である。

「〇〇は、こういうところが出来るようになってる」
「〇〇は、筋肉のつき方がいいから伸びそう(ライバルになる)
「〇〇は、瞬発力があって~。。。」」
〇〇は、、、

まあ、人の子も含めよく研究されてます。
試合では相手の上手い子については勉強になるとビデオ撮ってました。

自主練では、親が口出しします。
思ってる以上に二人三脚で上を目指している子が多いです。

6. このスポーツに賭けている!

全国レベルで活躍する親との会話で今でも印象に残ってる言葉があります。
「うちの子はこれしかないから!」
チーム内で少しいざこざがあって、でも、踏ん張って頑張らないといけない。
この言葉は、目が覚めるきっかけにもなりました。
※ここのお子さん、頑張ってます!

実際、全国レベルの子というのは、スポーツで学校に行けない日も多いので、上記のような言葉というのはその通りです。

7. コーチの贔屓は日常茶飯事。

あまり詳しく書けませんが、100%贔屓だろうってこともありました。
贔屓で負ける側からしてみたら、心折れます。
コーチにどうしてですか?って訴えた親も知ってます。

理不尽なことを経験させたかったら、スポーツやらせて、ガンガン上を目指させるといいです(笑)。
これは本当にそう思います。

8. 誰が上達するのか?伸びるのか?ちょっと予想できないところもある。

全員上手なんですが、そこから抜きん出る子というのは予想つくんです。
うちは、抜きんでることはできませんでしたが…。
ただ、そこからが大変。

こんなに運動神経いいのに伸びないね…とか。
あれ?この子、先輩抜かしたじゃん…とか。
やってみないと分からないなあって思ったもんです。

兄弟でも上達が全く違ったり。
上達しなかった方は辞めてます。

頑張ってはいるんですが、ずば抜けたセンスというか。ただ運動神経がいいというのではなく、ずば抜けた産まれ持ったものがないと厳しいです。
だから、殆どの子がスポーツで食べていけない。ということになります。

9. 上達するなら、、、何でもする。

あまり書けませんが、、、自分のコーチではなく違うコーチに報酬を支払って指導してもらう。
あります…。
本来ならルール違反ですが、あります。
ここまでして上達したいという考えに、ついていけない自分がいました。
誘われたりしましたが、ここまでは出来ませんでした。

スポーツの世界というのは、狭い世界なので大丈夫なのか?と心配しましたが、当事者たちはそれより我が子の上達が最優先です。
移籍も大揉めしますが、まああります。

10. お金はかかるけど、、、普通のご家庭が頑張っている。

スポーツに限ったことではないかもしれませんが、試合であちこち行くと当然お金かかります。
コロナ前は合宿もありました。合宿でハイ数万円。こんな感じです。
(絶対にこんなにかからないでしょって思いつつも…。行かせない理由はなし。強制。)

競技スポーツによりますが、道具もピンキリですね。
とにかくお金かかります。

全国飛び回っているおうちはどんだけお金持ちかと思ったら、そうでもなく。
これでパート代吹っ飛んじゃうよって。
頑張ってる我が子のために親も頑張るしかない。
うちにはここまで全振りできる能力がなかったので、聞いてて逆に気持ちが良かったです。

ちょっと長くなりましたので、二つに分けます。
「習い事の辞め時を見誤るな。クラブチームを辞めました。 」
へと続きます。

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ガチスポーツの実態。クラブチームを語る。」への5件のフィードバック

  1. 通りすがりの者です

    今まさに習い事で上を目指すことと学業との両立という件で悩んでおります。
    悩むと言ってもうちも例に漏れず子供はやる気ですので、親側がどう対応していくかを悩んでいるというところです。

    毎日の自主練に加え週の半分は練習が入り練習後のレポート提出(作成には深夜までかかることも…)や怪我をしても練習には見学で出席する(もちろん月謝は支払います)等の大会参加なしの習い事にしてはハードでは?と思わせる暗黙の了解にも二の足を踏んでいます。

    興味深く記事を拝見させていただきました。続きも楽しみにしております。

    返信
    1. 打たれる管理人 投稿作成者

      コメントありがとうございます。

      ほぼ書き終わってますので、多分ですが夜には更新出来ると思います。
      ちなみにフライングで書きますが、辞める最大の理由はケガでした。

      暗黙の了解←こういうの、分かります。

      レポートですが、うちは反省ノートでして、注意されたことを書いていくのですが、期待されないとだんだん注意がなくなります。
      こちらも書いていますので、楽しみにしていてください(笑)。

      返信
  2. sunny

    お久しぶりです。
    うちも今、週4のスポーツプラス週1の自主練で
    勉強をどうしようかと模索中です。
    英語は習ってるけど個人なのでなかなか身についているか不明。塾は行っていたりするのですが家庭学習でもっともっと身につけたいことがあるのに土日は試合でほぼ2日間が潰れ長期休みにあたふたしながら復習予習に勤しんでいます。
    効率よく、こなしていく方法をここ最近ずっと考えています。
    夜の更新楽しみにしてます。

    返信
    1. 打たれる管理人 投稿作成者

      sunnyさん こんばんは。
      すみません、今日は時間切れになってしまいました。
      明日更新します。
      コメントも合わせてお返事させてください。

      ガチですね…。

      返信
    2. 打たれる管理人 投稿作成者

      sunnyさん コメントありがとうございます。

      昨晩は失礼しました。
      まだ色々とやることが沢山あったのに、23時近かったので、取り急ぎでコメント入れておきました。
      P関連等々、色々とです。

      すみません、お名前はバッチリ覚えているのですが、学年まで覚えておらず…。
      小5ぐらいでしたっけ。

      個人的には、高学年だと完全に先取りでどんどん頑張ってほしい時期なので、効率良くとか凄く分かります。
      多分、時間が足りてないので、とにかく時間を確保するしかないですよね。
      学校から帰ってきて練習するまで20分あったら、その時にやるとか。
      末っ子をみていて思ったのですが、
      勉強しない道もあるけど、勉強はしないといけなくて、
      毎日慌ただしく過ぎていくけど、それでもスポーツをやりたいのか?
      ここかなって。

      クラブチームの子達、塾も通ってます…。
      個別ですが。
      結局、殆どの子はスポーツで食べていけないので、勉強はしないとって考えはあるようです。

      返信