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授業が発表の場となっていると常に感じています。
教室はまちがうところだ
なんていうスローガンをクラスや学校全体で出されていませんか?
最初、このスローガンを子供に聞いた時、どうして「教室はまちがうところだ」を掲げなければならないのか。。。
「教室はまちがうところだ」
子供に聞くと、「みんな自信があることしか、発言しないんだよ」と返答が返ってきました。
つまり、「とりあえず、言ってみようかな」という気持ちでは発言しないようです。
もちろん、性格も影響しているとは思います。
背景には、わんさか習い事をする子が多いことからわかると思いますが、親が子供への過度な期待が原因となっている気がしてなりません。
小学校5年生の教室でも、この絵本の内容が張り出されていました。 |
習い事の成果を発表する場
周りにこんな子いませんか?
運動系。勉強系 芸術系 それぞれバランスよく習い事をしている子。
—運動系—
・体操教室
・スイミング
・サッカー
・バスケットボール
・野球
・テニス
—勉強系—
・公文
・学研
・塾
・理科実験
・かきかた教室
・英会話
・進研ゼミ
・Z会
—芸術系—
・ピアノ
・工作や絵画
バランス良く習い事をする子の例を挙げてみました。
中学受験をする子は、4年生から習い事を整理するので、
小学校3年生までで記載しています。
1人目 | 1年生男の子 |
—勉強系— ・公文 ・進研ゼミ ・理科実験 —運動系— ・体操教室 ・プール —芸術系— ・ピアノ バランス型習い事の典型例かもしれません。 |
2人目 | 2年生男の子 |
—勉強系— ・塾 ・英会話 —運動系— ・体操教室 —芸術系— ・絵画教室 低学年から塾に行かせています。 |
3人目 | 3年生女の子 |
—勉強系— ・そろばん ・習字 ・英会話 ・進研ゼミ —運動系— ・スイミング —芸術系— ・ピアノ こちらも、勉強系を重視しつつ、実技も落とさないバランス型の習い事例です。 |
どうですか?
授業で初めて習うことがどんどん少なくなっているのです。
授業で間違う・失敗する機会がどんどん奪われているのです。
授業が習い事や家庭学習の成果発表の場所のような感じになっていませんか?
「この習い事をやっていたので、学校で困ることはありませんでした」
なんていう親。
とにかく、かわいい我が子が学校で大活躍するように、親は先取りをさせるのです。
勉強も運動も芸術も全てオールマイティに子供が活躍出来るように、親はバランスよく習い事をさせます。
習い事をやっていて1つだけ得意なことがあるなら可愛いもんです。
私が知る教育熱心?な親はあれもこれもと習い事で学校の授業をカバー出来るようにするのが主流のようです。
公文の子で これ、公文でやらなかったからわからなかった
とクラスで平気で言う子がいます。
「私は授業だけでは理解できません」と公言しているようなもんです。
余談ですが、T大卒夫は断言しています。
「公文をしていてもしていなくても、出来る子は出来る」と。
間違うのは習い事で。
学校は「ぼく・わたしはこんだけ出来るんだ」という発表の場になってしまうのです。
うちの子供達は、スイミング(※平泳ぎが出来る見通しが立って辞める)と英会話(現在も継続中)を習っています。
・英会話を習っている理由⇒詳しくは2020年から小学校英話が激変。英語は遅くても小学校低学年までにスタートしようにて
親の誘導も少しありましたが、何より子供達がレッスンを凄く楽しみにしていて、また家でもCDをしっかりと聞いています。
・スイミングを習っていた理由⇒詳しくは習い事の人気ランキングで1位のスイミングは1位になる理由があります!! にて
スイミングは出来る子はごまんといますので、決して得意ではないです。普通に出来るレベルだと思います。
強いて言えば、子供達の武器は英会話?かも。
後は、本人が頑張るのみです。
それでも、習っている子に引けを取らないようです。
親の過度な期待・先回りが間違うことを恐れる
国語・算数・英語・理科だったら、勉強系を習っている子が有利。
体育だったら、運動系を習っている子が有利。
芸術系だったら、芸術系を習っている子が有利。
そりゃ、習っている子の方が、自信を持って授業に取り組み、発表の場となるのは仕方が無いことなのかもしれません。
苦手な分野をなくさせたいために、勉強系。運動系、芸術系と
オールマイティな子に育てるため、習い事で埋める気持ちも同じ親として理解はできます。
でも、これじゃ学校で失敗することなんて極端に少なくなりますよね。
子供がよくこんなことを言います。
⚪︎⚪︎ちゃんは、ピアノを習っているから、⚪︎⚪︎くんは体操を習っているから。
⚪︎⚪︎くんは、塾に行ってるから。
T大卒夫はそんな子供達の会話に「だから何?」と言って、「じゃあ、自分で頑張れば?」と突き放します。
T大卒夫は「自分で頑張る」ことが大切だと常に言います。
習い事の種類によって、授業で目立つ子が変わってくるのでしょう。
そして、親はどんな授業でも活躍して欲しくて、上に出した勉強系
運動系芸術系とまんべんなく習わせるのだと思います。
どの教科にも得意な子がいて、間違うことをしないのですから。
学校は間違うところではなく、どれだけ出来るか発表の場になるのは当然ですよね。
必然的に教室の雰囲気も、間違っては恥ずかしいとなってしまうような・・・。
先生方も苦労している感じがします。
マット運動では、体操教室を習っている子とそうでない子で雲泥の差があります。
発表前に先生方は「〇〇くん・さんは習っているから当たり前か」と言うようです。
子供達から最初に聞いた時はビックリしましたが。。。
先生が変わっても、言う先生は言うようです。
総論
そんなに、我が子を活躍させたいですか?
失敗は成功のもと こんなことわざがあるように、
間違うことで学ぶこともあるんだと思うのです。
習い事で先取りさせて自信をつけさせたい
子供が間違うのは可愛そうですか?
成長のきっかけを親が潰しているような気がして仕方がないです。
勉強・運動、それぞれ苦手なことがあるのは当たり前です。
子供にはしっかりと苦手と認識させて、頑張ればいいだけのことです。
※ほっとくのは、絶対にダメです。
間違っても、苦手にならないようにとアレコレさせるのは違うような気がします。
親が子供に過度な期待をして先回りするのではなく、
もっと失敗を経験させた方が、絶対に将来はプラスに働くのでは?と思います。
さて、色々と書きましたが、うちの子供達3人も間違うのは嫌だけど発言はしたい。
だから、必死になって考えるようです。
難しい問題は特に燃えるようです。
答えが若干ズレている時もあったり、「おおー」と言ってもらったり。
「習い事でやっていないから正解がわからない」ではいけません。
習っている・習っていないに関係なく、必死で考えて発言することが大切なのです。
完璧主義で正解を言わなきゃ発言出来ない子・恥ずかしくて発言出来ない子もいるかと思います。
性格だから、、、と諦めるのではなく、発言しようとする勇気が持てるように。
習い事で親が先回りするよりも、もっとメンタル面を鍛えるべきなのかな?と思ったりもします。
間違ってもいいんです。
発言しないただ座っているだけのお客様の方が恥ずかしいことを、是非とも教えてあげてください。
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