東京高校受験主義先生の本を読んで、一体どれだけの人が高校受験ルートに決められるのか。【後半】

公開日:2025年2月22日

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東京高校受験主義先生の本「中学受験をするか迷ったら最初に知ってほしいこと」の後半編になります。

前半編はこちら

「中学受験」をするか迷ったら最初に知ってほしいこと 4万人が支持する塾講師が伝えたい 「戦略的高校受験」のすすめ

高校受験ルートがこんなに多様化していて子供主体であるか書かれていますが、果たしてこの本を手に取ったおうちが、どれぐらい高校受験ルートに変更できるのか?
“後半戦”は、この部分の本質に迫りたいと思います。

東京高校受験主義先生の本を読んで、一体どれだけの人が高校受験ルートに決められるのか?

東京高校受験主義先生が書かれている、”高校受験の良さ”については、全部理解できます。
本当にこの通りだと思います。

「本人が生きる前にスケッチしないで、白紙のままで、とっておきましょうよ」

あとがきに”高校受験にこだわり指導する、ある個人塾の先生の言葉”と紹介されていました。

高校受験を”敢えて”選択した親は、この言葉の重みにとても共感すると思います。
15歳という大人の階段を上っている年齢で進路を選択するからこそ言える高校受験最大のメリットです。
あとがきにも、全く同じことを東京高校受験主義先生が書かれていました。

「12歳と15歳では別人格」だと。
上2人が高校生になり、それぞれ自分で志望校を決めた高校に通ってます。
自分で選んだというところがとても大事な点です。

ですが、一方で高校受験最大のメリットを嫌がる親がいるのも事実です。

1. 公立小に6年間過ごした中で膨れ上がった不信感から、
人生に影響する高校受験で、不信感の対象である先生に内申をつけられてはたまったもんじゃない。
※先生の大学偏差値はどんどん低下している
※残念ながら、まともに(受験)勉強してきた学生がなる職業ではなくなってきている
※本で内申について、今はブラックボックスではないと説明していても、内申という制度自体がNG
2. 公立小学校で6年間過ごしたことで、多様性なんて(もう懲り懲りで)十分経験しただろうという考えになる。
選民意識が働く。頭が賢くない子×性格が悪い子×育ちが悪い子という悪影響しかない子達との付き合いが遮断できるというメリットが生まれる。
※この点に関しては、住む地域によって差があるので、公立でも多様性という言葉と正反対の中学も存在しています…
いい環境・人脈が手に入る
3. 低レベルな公立に合わせていたら、遅れを取ってしまう。
最終学歴は高卒ではなく大卒にしたい。そして、上を目指してほしい。
ただでさえ大学受験の範囲は重たい。中学3年間無駄な時間を過ごしてほしくない。
※本では、戦略的ルートが紹介されていました。うちもこれに近いかな。
※ただ、うちは国・算に関しては、小学生では中学受験の問題集に取り組んでました
※中学算数はとても大事です!!

付属なら、大学受験もパス出来る。
※小6で進路をここまで狭めるには、我が子の”正確な分析”が必要のはずです

子供のことを思って、1.~3.の理由で、子供のスケッチブックに親がある程度、線を引いてしまうのが中学受験。
これが良かったと親に感謝する子もいるので、一概に悪とは言えず、ただ、親の目論見通りに事が進むかと言ったらそうでもないのも中学受験。

東京高校受験主義先生も、決して中学受験を否定しているわけではなく、あまりにも過熱している中学受験に対しての警告なんだと思います。 
うちは、子供が自立の病に罹りましたから分かるのですが、子供が壊れていくのはあっという間で簡単なんです。
子供がいい人生をと願う親にとって、中学受験をすることでリスクを排除しているように思えて、実はリスクが高いのかもしれません。
人間、欲深いですからね。

サイトを立ち上げた頃は、私もまだ若造でしたが、それでも、ま、今でも色々と思うところはあります。
価値観、子供に対する考え方の違いが根底にあり、中学受験と高校受験でどっちがいいなんてナンセンスなのかもしれません。

最後に、
高校受験の良さをアピールするなんて、教育業界からしたら批判の的?でしょうか。
どうしても劣勢の立場になってしまう高校受験ですが、多くの人に高校受験について知ってもらえたらいいなって思います。
ありがとうございました。




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